海や川でもし溺れたら... 指導員が教える対処法は?
2019年6月27日 18:32福島テレビ
これから、海や川などで夏のレジャーを楽しむ方も多いと思う。
もし溺れたときには、どう対処すればいいのか。
26日、福島市で開かれた講習会。
プールの監視員などが、呼吸を確保した救助方法を学んだ。
その指導員に溺れたときの対処法を聞いた。
日本赤十字社 水上安全法指導員・久保芳宏さんは、「なんとか浮いて、呼吸を確保して、助けがくるのを待つことをしてほしい」と話した。
バケツやペットボトルなどは浮輪の代わりとなる。
久保さんは、「靴を履いていない時よりも、われわれが溺れたときに浮きやすくなる。浮かせるのを助けてくれる」と話した。
では、「離岸流」で流されたときはどうすればいいのか。
久保さんは、「離岸流に逆らって岸に泳ぐことは避けてください、戻れません。泳力がない人は、流れが弱くなるところまできたら、そこから流れの外に出て戻ってくる」と話した。
落ち着いて水に浮き、体力の消耗を抑えるのがポイントという。
2018年、福島県内では18件の水難事故が起きて、13人が亡くなっている。
そこで、もし誰かが溺れているのを見つけた時、どのような行動をすればよいのか。
まずは、慌てて飛び込まないこと。
しがみつかれて、二重事故につながる可能性がある。
速やかに消防に通報して、協力者を求める。
また、溺れている人には落ち着くように声をかける必要がある。
そして、呼吸の確保も大切。
水に浮きそうな物があったら、すぐに投げ入れる。
ライフジャケットや浮輪、レジャーに欠かせないクーラーボックスなどがあれば理想だが、このような物が身近にない場合は、1.5リットル以上のペットボトルも使うことができる。
ペットボトルを投げ入れる時は、少量の水を入れた状態だと、上手に遠くまで投げることができる。
水辺では子どもから目を離さない、酒に酔った状態で水には入らないなど、注意を怠らないようにする必要がある。
LINEニュース参照