ダイバッチョの日記

ダイビングと筋トレを中心に、海に関することやトレーニング器具などについて主に発信していきます!

海やプールで…彼氏ほしがるギャルを襲ったひと夏の悲劇

2019年7月27日 08:51日刊SPA!
 長い梅雨が終わり、夏本番を迎えた。海やプールに花火、行事が盛りだくさんな時季だけに、気分が浮かれてしまいがち。無性に恋人が欲しくなる……。だが、それゆえに苦い恋愛体験を持ってる人も多いのではないだろうか。「普段なら付き合う相手の中身を重視するのですが、完全に間違えました。夏はやっぱり彼氏がほしくなりますよね」と苦笑いするのは、10代の頃はギャルだったという遥さん(仮名・27歳)。

◆自分が“浮気相手”だった!? プールで起きた修羅場

「専門学校に通ってた頃に、他のクラスに結構イケメンで有名なギャル男がいたんですよ。カッコいいなぁ〜とは思っていたんですが、接点がなくて。でも、たまたまクラブで偶然声をかけられたんです。そっから仲良くなって……」

 クラブで意気投合し、学校でのランチや仲間との飲み会で急速に親睦を深めた二人は付き合うようになる。

「ギャルとギャル男同士、やっぱり気が合うんですよ。趣味や嗜好が似てるし、とにかくイベントごとが好きで、海が好きで、なにより夏が好きってね」

 そんな彼と順調に交際を続けていたが、夏の終わりに二人で行った某テーマパークのプールで事件は起こる。

「毎年、女同士で行っていたテーマパークに初めて彼氏と行くから、もう私はウキウキでした。流れるプールでイチャイチャしたり、売店で色々買ったり。で、スライダーに乗ろうと並んでいたら、彼がいきなり青ざめた顔になったんですよ。しきりに“お腹が痛いから、温泉プールの方に行こう”って言うんです」

 繁忙期のスライダーの列は凄まじく、1〜2時間並ぶこともザラ。この日もすでに二人は30分以上並んでいたそうだ。遥さんが「一人で並んでいるから、トイレに行ってきなよ」と提案するも、どういうわけか彼は頑に拒否し、温泉プールに行きたがる。すると……。

「前の方から女の声で彼の名前を呼ぶ声がしたんです。彼の名前は祐介。どこにでもある名前だから、まさか自分の彼氏だと思わなかったんです。でも、その女がうちらの前にやって来て、いきなり彼に平手打ちをかましたんです。次に、私を睨みつけて『あんた誰!? ウチの彼氏となにしてんの?』って捲し立ててきたんです」

 大行列の中で突然起きた揉め事に、周囲の視線が痛いほど集まる。その場で話し合うわけにもいかず、もともと荷物置き場としてレジャーシートを敷いていた室内に移動した。

「地獄のような沈黙が10分ほど続いて、彼女が話し始めました。どうやら、その彼女と彼は幼馴染で、付き合ってもう3年になるそうです。私とも付き合ってはいましたが、そんなことを言い出せるような空気では全くなかった。そしたら彼が『魔が差してしまいました』って、彼女に頭を下げたんです」

 まさかの形で自分が浮気相手だったと知ってしまった遥さん。いたたまれなくなり、その場から逃げるように荷物をまとめて帰ったという。

「彼とはイベントを一緒に楽しめて、なおかつイケメンでギャル男だったから付き合ったんですが、よくよく考えてみると、性格や中身が好きかと言われたら、そうでもなくて。ただ、夏の開放感から判断能力が鈍っていたんだと思います。事件が起きたのは8月半ばで、もうすぐ夏も終わるし、別にいいかなって。すんごいあっさり別れちゃいました。これ以降、夏の恋愛には気をつけています」

◆海でナンパして関係をもった相手が、まさかの…

「毎年、親友というか悪友と5人で海に行くのが恒例なんです」と語る涼さん(仮名・23歳)は、チャラ男ゆえの失敗談がある。

「彼女がいようといまいと、みんなで予定を合わせます。場所は大体、湘南かな。キレイな海が見たいとか、マリンスポーツをしたいとかは全くなくて。完全にナンパというか……ぶっちゃけワンナイト目的です(笑)」

 涼さんも含め、仲間たちもイケメン揃い。彼らのナンパ成功率はなんと9割だという。

「最初に彼氏がいないか男連れじゃないか確認して、女のコのぶんもお酒を持っていき話しかける感じ。まあ、定番ッスよね。シカトされることはまずないし、LINE交換ぐらいは余裕」

 夏で浮かれているのは男も女も同じ。ビキニで堂々としている子はノリが良いそうだ。去年、涼さんは付き合っている彼女がいたが、例年のごとくみんなで海に繰り出した。

「めっちゃカワイイアイドル系の子がいて。あっちもちょうど5人組。すげぇタイプだから『俺、あの子行きたい』って宣言して、見事に成功。みんなでそのまま飲みに行って、解散してから個別にラブホへ行きました。まあ、基本的に相手も海でナンパしてきた男なんかと付き合う気なんてないんですよ。だから、その後も連絡してくるような子は稀。普段ならもう会わないんですが、なぜかその子のことは珍しく好きになっちゃったんです」

 何度か食事や映画など“普通”のデートを重ねていると、あることが発覚する。

「次のデートで告るか、と思っていた矢先になんとなくその子のフェイスブックを検索したんです。そしたら、まさかの……まだ別れてなかった彼女のいとこでした(苦笑)。俺も彼女もSNSはやってますが、お互いにフォローはしないって決めてたんです。だから、本当にびっくりして。しばらくは二股して、どっちかに絞ろうなんて都合の良いことを考えてたんですが、さすがに彼女の親戚と知ったら冷めました。その子とは連絡を絶って、フェイドアウトしました」

 結局、彼女とは別れずに今も続いているそうだ。涼さんは「トラブルになる前に気づいて良かったです」と話すが、いつかバレる日が来るかもしれない。

 男女ともに、なぜかテンションが上がってしまう人が多い夏。火遊びはほどほどに……。<取材・文/吉沢さりぃ
― シリーズ・夏の悲惨な思い出 ―

吉沢さりぃ
ライター兼底辺グラドルの二足のわらじ。近著に『最底辺グラドルの胸のうち』(イースト・プレス)がある。趣味は飲酒、箱根駅伝、少女漫画。Twitter:@sally_y0720




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