人気ダイビングスポットの海底で、トンデモナイものを見つけてしまった!
2019年8月7日 00:00Catari(カタリ)from TBS
アフリカ大陸とアラビア半島に挟まれ、地球で最も新しくできた海の一つといわれる「紅海」。
ダイビングスポットとしても人気の海ですが、その海底でトンデモナイものを発見してしまいました。
海底にはトンデモナイものが…
紅海の底にあったのはなんと、大量の「便器」。
遠くから見ると丸い壺のようにも見えますが…正真正銘の便器に違いありません。実はこれ、今からおよそ50年前に、便器やバスタブなどの陶器製品を積んだ貿易船が紅海を航行中に沈んだ残骸。
今では、サンゴや魚たちによって活用されています。
それにしても澄み切った紅海の中で大量の便器を見つけたら、さすがにギョッとしてしまいますね。
閉ざされた環境で独自の進化を遂げた魚たち
そんな紅海ですが、固有種が多く生息しているという特徴もあります。
アフリカの大地溝帯が沈下して紅海ができたときに流れ込んだ魚が、閉ざされた環境で世代交代を繰り返し、独自の進化を遂げたのです。
中でもイソギンチャクの周囲のみで生息する「レッドシーアネモネフィッシュ」は、オスとして成熟し、個体の大きなものが途中でメスに性転換するという驚きの生態を持つ魚。
その理由は、体が大きい方がより多くの卵を持てるからです。
レッドシーバナーフィッシュも、紅海でしか見ることのできない固有種。旗を立てているかのように長く伸びた背びれが特徴的な魚です。
青い海なのに何故「紅海」と呼ぶの?
ちなみに紅海は「海の楽園」とも呼ばれるほど、美しい青い海。
条件が揃えば、水中で30m先まで見通せるほどの透明度の高い海です。
そんな青い海が「紅海」と呼ばれるようになったのは、周りの山々が紅いからだとも言われています。
世界のダイビングスポットTOP10に7か所もランクインしたこともあり、素晴らしい光景が広がる紅海。ここだけの珍しい景色や生き物を、実際に自分の目でも見てみたいですね。
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