「魚ってどーやってみわけるの?」そんな疑問を徹底解説!!
こんにちは皆さん。
いきなりですが、こんな経験はありませんか?
友達や家族、恋人と水族館に遊びに行ったとき、「あの魚なに?」と聞かれて答えられなかったこと。
少なくとも誰しも1度は経験したことがあると思います。
もし、その時答えることができていれば、もっと違った世界が広がっていたことでしょう。
では今度は、水中で、ある特定の魚を探していると想像してみてください。その魚がどのようなものを餌にし、どのような環境に生息しているのか知っていないとダイビングでは潜っている時間が限られているため、なかなか見つけ出すことができません。
そこで!!
今回は
「世界にはおよそ何種類の魚種が生息しているのか」
「ダイビング中に魚を簡単に見わける方法は、どのような方法か」
「魚を見分けるときの12グループとは何か」
についてお話していきます。
目次
世界にはおよそ何種類の魚種が生息しているのか
科学者によると、世界には21,000種類以上の魚種がいると推定していて、そのうち4,000種以上がサンゴ礁に生息しています。すべて覚えるには、数が多すぎるので、別の方法で魚を見分けます。
魚の見分け方
魚を見分けるには、30~50の科が属する12のグループに分類する手がかりになる共通点の特徴を探します。
ダイビング中に見た魚を分類する方法のひとつとして、スレートまたは水中ノートに縦横に線を引いて、ダイビング中に見かけると想定される科の数に分類し、同じまたは似た科の特徴を持った魚を見たら、各枠内に記入します。識別できない魚は、スケッチし身体の特徴を記入するスペースを作っておけば、後から見直すことができます。
中性浮力をとり、動かずに体の力を抜いて浮いていた方が、より多くの魚を見ることができます。追いかけたり、捕まえようとしたり、水底をフィンでかき乱したりすると、魚は逃げてしまいます。
12のグループ
・チョウチョウウオ、キンチャクダイ、二ザダイ
・アジ、オニカマス、タイ、イスズミ
・フエダイ、イサキ
・ハタ、スズキ、ハナダイ
・ブダイ、ベラ
・キンメダイ、キントキダイ、テンジクダイ
・カワハギ、モンガラカワハギ、フグ、ハコフグ、ウミスズメヒメジ、ヤガラ
・ウツボ
・サメ、エイ
チョウチョウウオ、キンチャクダイ、二ザダイの仲間
身体が薄く、円形をしているのが特徴で、鮮やかな色合いで模様がはっきりしています。
アジ、オニカマス、タイ、イスズミの仲間
これらの魚は、一般に銀色をしていて尾がV字に別れています。リーフの上やその周辺で目にする最も大きい魚のひとつです。
フエダイ、イサキの仲間
このグループの際立った特徴は、長く先細りした体形と、頭から口に向かうゆっくりしたカーブです。多くの地域において、商業的に重要な魚です。
スズメダイ、クマノミの仲間
このグループは、小型で隋円形の体形を持ちリーフの隙間から素早く出入りします。様々な色合いや模様がありとてもきれいです。
ハタ、スズキ、ハナダイの仲間
このグループは、大きな口と唇を持つ大型種で構成されています。単独行動をとり、暗がりに住んでいる傾向にあります。ハタとスズキは食用魚として需要が高く、乱獲されがちです。
ブダイ、ベラの仲間
カラフルな魚で、特に熱帯地方のサンゴ礁で色鮮やかなものが多くみられます。
キンメダイ、キントキダイ、テンジクダイの仲間
夜行性で、夜になるとリーフ上に姿を現し、日中は岩の割れ目や陰深くに隠れています。赤みがかったいろと大きな目がこのグループの特徴であり、夜行性の魚であることがよくわかります。
ギンポ、ハゼ、アゴアマダイの仲間
このグループは、体長が長く、小さな穴の中や水底でじっとしています。たいていの場合、住処から突き出している顔だけしか見ることができません。
ダルマカレイ、カサゴ、エソ、カエルアンコウの仲間
異なる科が集まったグループですが、水底を住処とし、カモフラージュが非常にうまく、珍しい形状をしています。
カワハギ、モンガラカワハギ、フグ、ハコフグ、ウミスズメ、ヒメジ、ヤガラ
このグループの魚は、何かにとまってじっとしていたり、横たわっていたりせず、自由に動き回ります。多くが特異な形状をしており、周囲の動物相を利用して擬態します。
ウツボの仲間
ウツボの仲間は、よく知らない人にとっては蛇に見えるかもしれません。ほとんどが岩の割れ目や穴の中に生息していて、夜になるとエサを食べるために外に出てきます。単色のものもいますが、カラフルなものもいます。
サメ、エイの仲間
柔軟な軟骨からなる身体を持ち、多くの硬骨がないため、サメとエイは同じグループに属します。大型種から小型種まで様々なタイプのサメやエイを見ることができます。サメはほかの魚と同様に尾を使って泳ぎますが、エイには変形した胸鰭があり、それを翼のように使い水の中を「飛ぶ」ように泳ぎます。
まとめ
このように、とてもざっくりとしたまとめ方ですがこれだけ知っておくだけでもダイビングの幅はとても広がりますし、水中で図鑑などで見たことのある魚に遭遇するととても感動します。
皆さんもぜひ魚の見分け方をマスターし、より良いダイビング生活を送ってくださいね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。