ダイバッチョの日記

ダイビングと筋トレを中心に、海に関することやトレーニング器具などについて主に発信していきます!

全員が知っておくべき怪我の初期対応「ファーストエイド」!!

こんにちは皆さん。

皆さんは、急なけがをしたときに適切な対応ができますか?

もし目の前でけがをしている人や、苦しんでいる人がいたらどうしますか?

その時、適切な対応ができていれば大げさな話、「助かる命」があるかもしれません。

急なけがをした人を助けるためにとる最初の行動を「ファーストエイド」といいます。

これは、特別な資格を持っていなくても比較的安全に行うことができます。

 

今回は、そんなファーストエイドについてお話していきます。

 

まず初めに、ファーストエイドといってもどのようなものがあるかというと、代表的なものが、16種類あります。「傷病者の体位と移動」「気管支喘息発作」「アナフィラキシー」「低血糖」「けいれん」「熱中症」「低体温症」「凍傷」「すり傷、切り傷」「出血」「捻挫、打ち身(打撲)、骨折」「首の安静」「やけど(熱傷)」「歯の損傷」「毒物」「弱水」です。

この代表的な16種類についての対処法を解説していきます。

 

1.傷病者の体位と移動

傷病者が望む姿勢にして安静を保つ。危険な場所にいれば、安全な場所に移す。正常に呼吸しているものの反応がない場合傷病者を仰向けのままにせず、横向きにした姿勢(回復体位)にする。

 

2.気管支喘息発作

重い発作は生命にかかわるため、発作がひどい場合は119番通報する。発作がひどく自分で気管支拡張薬の使用ができない場合は、周りのものが吸入薬を口に運ぶなど本人の求めに応じる。

 

3.アナフィラキシー

特定の物質に対するアレルギー反応をアナフィラキシーという。致命的になりうる緊急事態のため、ただちに119番通報する。アドレナリン薬を大至急使用する必要があり、アドレナリン自己注射薬を処方されていても自分で打てないときは、周りのものが本人に代わって筋肉注射する。

 

4.低血糖

ふらつきや脱力感、手足の震え、冷や汗などの低血糖症状を認めたら、ブドウ糖(10g)またはブドウ糖を含む飲料水を摂取させる。

 

5.けいれん

けいれんに察しては、けがの予防と気道確保が重要です。けいれん中は無理に押さえつけないこと。口に物を噛ませたり、指を口に入れたりしないように注意する。けいれんがおさまらなければ119番通報をする。

 

6.熱中症

熱中症は、放置すると重症化し死に至ることもある。スポーツや炎天下での労働による労作性熱中症と、日常生活の中で高齢者に起こる疲労熱中症がある。後者は、屋内で起こることが多く、重症化することも多い。

 

7.低体温症

寒冷下での異常な体温低下(35℃以下)は生命の危険があり、それ以上の体温低下を防ぐため、濡れた衣類の除去と保温に努めながら応援・救急隊の到着を待つ。

 

8.凍傷

凍傷は指先や皮膚の露出部(鼻・耳・頬)などが強い寒冷にさらされたときに生じる。まず、濡れた衣類などは脱がせて、毛布などで覆うなどして体温の低下を防ぐ。次に、幹部をこすらないようにして慎重にぬるま湯で温める。医療機関への受診が可能なら、温めず、すみやかに受診する。

 

9.すり傷・切り傷

傷口をすみやかに水道水などの清潔な流水で洗う。深い傷やよごっれがひどい場合は、ただちに医師の診察を受ける。

 

10.出血

多量な出血では生命の危険があり、迅速かつ適切な対応が望まれる。出血部位を確認したら、ガーゼ・ハンカチ・タオルなどをあてて、直接圧迫して止血する。(直接圧迫止血法)。感染の危険を防ぐため、可能であれば、ビニール手袋やビニール袋を手袋の代わりに使用する。

 

11.捻挫、打ち身(打撲)、骨折

捻挫や打ち身は、冷却パック・氷水などで冷やす。けがで手足が変形し骨折の可能性が高い時は、そのままの状態で固定する。

 

12.首の安静

自動車にはねられたり、高所から落ちた場合など首の骨(頸椎)を傷めている可能性が否定できないときは、首が動かないように傷病者の頭を両手で包み込むように支え、そのままの位置を保持する。

 

13.やけど(熱傷)

やけどの悪化を防ぎ、早く治すため、すみやかに水道の流水で10分以上冷やす。氷や氷水での冷却は悪化させる可能性があるため避ける。広範囲のやけどは至急医療機関に受診する。水泡(水ぶくれ)は傷口を保護する作用があるため、つぶれないようにそっと冷却し保護する。

 

14.歯の損傷

歯の損傷は、丸めた綿やティッシュペーパーなどで圧迫止血を試みる。抜けた歯は、歯ぐきに戻すか、戻せないときは生の卵白に浸してすみやかに歯科を受診する。卵白がなければ牛乳を使用する。抜けた歯を持つ場合は、付け根の部分に触れないようにする。

 

15.毒物

A.毒物を飲んだ時

飲んだ毒物によってその初期対応も異なるので、まず119番通報して指示を仰ぐ。その際、毒物の種類・飲んだ時刻や量を伝える。

 

B.毒物の付着

化学物質が皮膚についたり、目に入った場合はただちに多量の水道水で洗い流す。

 

16.弱水

溺れている人を見つけたら、ただちに119番通報(海上では118番)通報し、消防隊やライフセーバーなどの救助の専門家に任せるのが原則である。水面に浮いて助けを求めている場合はつかまって浮きそうなものやロープなどを投げ入れる。水没したら、その場所が分かるように目印を決めて置き、専門家が到着したらその目標を伝える。

救助者の安全が最優先されるべきで、水中に踏み入っての救助などは行ってはならない。水から引き上げたら、一時救命処置の手順に従う。水をはかせようと腹部を圧迫すり必要はない。

 

 

冒頭でもお話ししましたが、このファーストエイドをみんなが知っておけば助かる命が増えるかもしれません。

ぜひ参考にしてみてください。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。